こんにちは!エディです。
先日、ベストセラーにもなっている厚切りジェイソンさんの話題の本、『ジェイソン流お金の増やし方』を読み終えましたのでレビューします。
感想としては、投資や資産運用の初心者であれば間違いなく「投資の重要性に気付かせてくれて後押ししてくれる本」であり、私のような投資経験者には「既知だけど激しく共感でき、なるほど!そうだよなと思わせてくれる本」です。
言葉は平易だけど論理的に述べられているのでとても読みやすく、私は一気に1時間半で読み終えました。
多くの人に是非読んでほしい1冊です。
1 「誰も教えてくれないお金の話」の重要性を教えてくれる
1-1 お金の勉強の必要性と節約について
日本では、お金の話を語っていると下品とされる傾向が昔から根強くあります。
お金を第一に考えるのではなく、真面目に働き、人のために働き、自身が一所懸命に働いた結果に得る対価がお金であるという美徳精神があるからです。
また、お金にはどこか踏み込んではいけないタブーのような世界観があり、「お金を増やす方法」や「お金の賢い使い方」などは誰も教えてくれません。
しかし、ジェイソンさんはこれこそが一番もったいないことだと言います。
お金の有無は生活に直結するものなのにお金の仕組みについて知らず、誰もが簡単に増やす方法(投資)があるのに、それに触れずに(胡散臭い、詐欺だと訝り)過ごしているのは損以外の何者でもないからです。
ジェイソンさんはアメリカの中流家庭に生まれ、お金の運用について意識が高い父親や母親を見て育ったこともあり、幸いにも小さい頃からお金とうまく付き合うための知識と判断力が養われました。
そのこともあり、若いうちから真剣にお金と向き合い、収入増(自身の市場価値を上げる営み)と支出源(徹底した節約)に取り組み、捻出したお金で資産を増やす仕組み(投資による資産運用)を作り上げました。
その結果、資産運用だけで家族全員が安心して一生暮らしていける資産を15年で築きあげたのです。
本の中でジェイソンさんは、自身の経験を紹介しながらお金に向き合い勉強する必要性や、節約による支出減がお金を増やす第一歩であると説明してくれています。
※私の節約方法についてはこちら↓
1-2 マネーリテラシーの重要性
知らないことが損に繋がることは前述した通りです。
例えば、「厳選された投資信託に毎月お金を預けることで、複利で加速度的にお金が増える仕組み」などもそうです。
投資をしないことが一番の無駄であり、オポチュニティコスト(Opportunity Cost)※なのです。
※日本語で機会費用とも言いますが、択一的な選択をする場面で一方を選んだために逃した利益のことを指します。
知っていて投資をしていれば得られた利益を、知らずに逃している方が多いのが実情です。
そのためにもマネーリテラシーを高め、お金と付き合うための知識やお金の正しい価値を判断して見極める力を身につけることが重要だとジェイソンさんは具体例を挙げながら説明しくれています。
マネーリテラシーを高めながら、とにかく1日でも早く投資をすることがお金を増やす近道なのです。
※私が投資を始めたきっかけはこちら↓
まだ投資を始められていない方は、ジェイソンさんのジェイソン流お金の増やし方や当記事をきっかけにして投資を始められてみてはいかがでしょうか。
※マネーリテラシーを学べる他のオススメの本はこちら↓
<参考>投資を始めるためにオススメの証券口座
投資を始めるには、まずは証券口座を開設する必要があります。人気は取引手数料が安く手軽なネット証券であり、「LINE証券」「SBI証券」「楽天証券」が代表的です。
自分が重視する点を軸に選ばれてください。ただし、この中であれば基本的にはどれを選んでも問題ありません。私の様に複数開設してNISAと一般取引などで口座を使い分けるのも一つの方法です。
③楽天証券
証券口座の開設が完了すれば、あとは自分が好きな個別銘柄の株式や投資信託などの金融商品を購入するだけです。
2 具体的な資産運用方法について勉強できる
2-1 米国株ETFであるVTIへのシンプルな投資手法
ジェイソンさんの投資方法は非常にシンプルです。
インデックスファンドに「長期、分散、積立」をするだけです。
インデックスファンドを選ぶ理由はアクティブファンドとの違いを踏まえて説明されており、要約すると、「コスト(手数料等)やリスクが少ない成長性が高いインデックスに連動したいから」です。
ジェイソンさんは保守的な投資家であり、確実なリターンを目指す投資手法を好みます。
※投資信託のインデックス投資の魅力についてはこちら↓
※長期保有の重要性についてはこちら↓
※分散投資と集中投資の違い、メリット・デメリットはこちら↓
※投資信託の積立方法はこちら↓
そして、投資先は米国株一択です。
ジェイソンさんが米国株一択にする理由は以下です。
- 暴落時に強い
- グローバルに活躍している企業が大半であり、世界市場への投資と同じ分散効果がある
- 米国のCEO高額報酬制度により、株価が上がり続ける素地がある
- 企業の成長を後押しする税制(法人減税)がある
要は、米国株は直近20年間で驚くほどの成長性を遂げていますが、今後も長期的には成長の可能性に疑いがないからです。
なお、ジェイソンさんは、以前までは米国株S&P500のETF銘柄に投資をしていましたが、今は全米VTI銘柄に投資をしています。
理由は以下です。
- 上場する4000もの企業が対象であり、全米市場のほとんどの企業をカバーできる
- GAFAMに変わる中小企業も組み込まれており、成長時の爆発に期待できる
これには私も納得です。
S&P500でも十分今後の成長性は見込めますが、今はまだ世に出ていないけど今後爆発的な成長をする、かつてのアマゾンやアップルの様な企業への投資を今のうちから仕込むことができるからです。
なお、ジェイソンさんは、本家の米国市場VTIと同様のインデックスファンドに投資をする「楽天全米VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)」を簡単に運用できる投資信託としてオススメしています。
つみたてNISAでも運用できるので、初心者の方もこの銘柄を選んでおくのも一つの方法です。
2-2 成長性や流動性が悪いもの、暗号資産には手を出さない
ジェイソンさんは、資産運用のルールとして、成長性や流動性が悪いもの(不動産など)、暗号資産には手を出さないと決められています。
要旨をまとめると以下になります。
まず、商品投資(11番先物(砂糖))などの金融資産へは投資をしません。理由は、モノ自体は成長せず、市場危機などに変動しやすい性質で読みにくいからです。
次に仮想通貨もやりません。なぜなら、上がっている理由がわからない(思惑で買われている)からです。今後、国が発行するデジタル通貨(デジタル人民元、ドル)が出たら不要になる可能性もあります。
不動産投資もこまめなマネージメントが必要で時間とエネルギーがかかり大変、且つ流動性が低いのでやりません。株式投資であれば何も考えずに定期的に積み立てればよく、売りたい時にすぐ売れて現金が手に入ります。
このように、リスクや不確実性が高いモノについては投資をしないスタイルであり、ジェイソンさんが保守的な投資家と自認する理由もわかります。
詳しくは、ジェイソン流お金の増やし方で確認されてみてください。
他にも「中国株」や「データ分析の重要性」、「良い借金と悪い借金」といった話もされています。
3 最後に
ジェイソンさんのジェイソン流お金の増やし方を読むと、なぜ投資による資産運用に力を入れるべきなのか、投資は決してギャンブルでも怖いものでもないことがわかります。
また、節約方法や複利計算などのちょっとしたお金の勉強もできます。
具体的なオススメの投資信託の銘柄から購入方法などの始め方まで紹介されているので、初心者にオススメのオールインワンの本です。
一度チェックされてみてください。
以上です。ご覧いただきありがとうございました!
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