こんにちは!エディです。
財形貯蓄の利用は今すぐやめた方が良いという話を下記記事でさせていただきました。
今回は、財形の関連事項として、一般財形の引き出し方法の注意点について教えて欲しいという要望がありましたので、メガバンクである三菱UFJ銀行で引き出す場合を例としてご紹介いたします。
※会社によって指定用紙や金融機関(銀行、保険会社、証券会社)との契約方法が異なりますので、一般的なイメージとして捉えていただければと思います。
1 一般財形の引き出し方法のポイント
1-1 引き出し理由は不要
一般財形貯蓄の引き出しは自由であり、引き出しの際に理由を会社や金融機関に伝える必要はありません。
住宅財形などと違って利用用途が制限されていないからです。
1-2 引き出しに必要なもの
財形の引き出しに必要なものは以下になります。
- 会社内で規定された用紙に届出印を押印した払い出し申込書
- 本人確認書類(運転免許証や健康保険証等)
上記2つを金融機関の窓口に持って行けばOKです。
「届出印(印鑑)」や「ご契約の証」は持っていく必要はありません。
1-3 引き出しにかかる日数(⇦注意!)
一般財形を契約した本店/支店の窓口に行く場合、即時払い出しにより当日で受け取ることが可能です。銀行振り込みと現金受け取りのどちらかを選択できるので、振り込み手数料や利便性を考慮しながら決められてください。
ただし、金融機関が三菱UFJ銀行などのメガバンクの場合は注意点が一つあります。
それは、一般財形を契約した本店/支店とは別の本店/支店の窓口に行く場合です。例えば、財形の契約が三菱UFJ銀行の本店(東京)で、引き出す際に訪れた窓口が神奈川県の支店だったりすると、即時払い出しができません。
神奈川県の支店は払い出し申込書を「取次」することになり、それを本店へ送付するという作業が発生するからです。送付された申込書を数日後に本店が受領し、そこから受付処理がされて払い出しがされるため、合計1週間前後はかかることになるのです。
当然現金の払い出しは不可になり、銀行振り込み一択となります。
引き出しにかかる日数を事前に見積もっておくためには、「ご契約の証」に目を通して契約先を確認しておくことが必要です。
1-4 引き出し時の税金について
一般財形については、引き出した金額に対する利息分は課税されます。
住宅財形など他の財形制度と違って非課税制度がないからです。ただし、銀行に預ける預金型の場合は、利率は0.002%とかなので全く気にする必要がありません。
100万円預けて利息は20円とかですからね。
2 最後に
一般財形の引き出し方法についてご紹介いたしました。
一般財形はいつでも自由におろすことができるため、他の財形と比べて制約が少ないです。おろす方法も普通預金に近い形で行えます。
しかし、契約先と引き出しをする際の本店/支店が異なる場合は当日中の引き出しが不可能なので、そこだけご注意ください。
以上です。ご覧いただきありがとうございました!
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