【真実】機械式時計のオーバーホールの適切なタイミングと頻度とは

【真実】機械式時計のオーバーホールの適切なタイミングと頻度とは

こんにちは!エディです。

ミニマリストの私は、腕時計を一つだけ所持しており、それは「HAMILTON(ハミルトン)ジャズマスター オートクロノの機械式時計」で7年程愛用しています。

機械式時計は、ゼンマイを巻き上げて動かすものであり、精密な部品が複雑に絡み合って動いています。

ここで、問題となるのがオーバーホール(分解掃除)をどのタイミング、頻度で行うべきなのかということです。

今回は、それらについて私の時計の例も交えながら考察していきます。

1 機械式時計とは

1-1 機械式時計の仕組み

機械式時計とは、その歴史は17世紀まで遡り、針を動かすためにゼンマイを巻き上げ、そのゼンマイが元に戻ろうとほどける力を動力として動く時計になり、2~3日着用をしていないと止まってしまう特徴があります。

20世紀後半から普及し今では馴染み深いクォーツ時計は電池を動力源としており、止まることなく動き続けるため仕組みが抜本的に違います。

また、機械式時計には、ゼンマイの巻き方によって「手巻き」と「自動巻き」の2種類に分けられ、「手巻き」は日付や時刻調整のために針を動かす時に使うリューズを回すことで、「自動巻き」はローター(Rotor)と呼ばれる扇形の部品を回転させることでゼンマイを巻き上げます。

1-2 クォーツ時計との比較

機械式時計(手巻きor自動巻き)とクォーツ時計のどちらを選択するのかは、本当に個人の好みになりますが、昨今の高級腕時計には機械式のムーブメントを採用されていることが多いです。

参考に消費者の志向性の傾向をまとめておきます。

種類巻き方消費者が求めるポイント
機械式時計手巻き・高い資産価値やステータス性
・毎日決まった時間に巻くことが楽しい
同上自動巻き・高い資産価値やステータス性
・毎日巻く必要はなく、手巻きより扱いが楽
クォーツ時計・精度の高さと維持の容易さ
・比較的安価な価格と低いメンテナンスコスト

オススメの腕時計についてはこの記事にまとめていますのでご参考ください↓

スーツなどにはあまりゴツゴツしたモノよりも、シンプルな時計の方が身につけやすいです。

見た目も洗練された印象になりやすいですからね。

2 機械式時計のオーバーホールとは

2-1 オーバーホールとは

オーバーホール(OH)とは、時計内部の機械の分解や清掃、再調整のことを指し、時計が正確に時間を刻み続けるために必要な新品の状態に戻す(近づける)定期作業になります。

その中で、時計の寿命に一番影響を及ぼす要素は、内部の潤滑油の劣化です。

長年使用していくと内部の潤滑油が劣化し乾燥するため、正確に時間を刻むために重要なパーツである歯車同士が摩耗してしまうのです。

その摩耗を放置しておくと他の100を超える細い部品パーツにも悪影響を及ぼし、各パーツの交換が必要が状態まで摩耗を進めてしまいます。

そういった状態を避けるために、機械式時計にはオーバーホールが必要だと言われているのですね。

2-2 オーバーホールの費用や頻度

・費用(修理店によって異なる)

時計のブランド(メーカー)やムーブメントのタイプ(クロノグラフは高い)によって違い、メーカー直営の正規店と街の時計修理店とでも費用は変わってきます。

メーカーメーカー直営時計修理店
ハミルトン2.5~4.5万円1.5~3万円
ロレックス4.5~8.5万円3~6万円
オメガ5~9万円2~6万円

一般的には、メーカー直営の正規店に出した場合は、街の時計修理店よりも1.5~3万円程高い印象です。

価格差があるのは特にオメガであり、各メーカとも複雑なモデル等は表記以上の費用がかかる場合もあります。

オーバーホールの費用は決して安くはなく、結構かかることがわかります。

・頻度(立場や予算で変わる)

一番迷うオーバーホールの頻度ですが、個人の機械式時計の扱いに対する考え方に委ねられ、主張する立場によって頻度が異なります。

主体頻度(目安)
修理店3~5年
メーカー3~10年
時計の所有者バラバラ

ほとんどの修理店がオーバーホールの頻度は3~5年とHPに記載し、メーカーになると少し頻度が伸び、時計の所有者になるとオーバーホールにかかる費用も安いモノではないので、実際は少し長めの期間を設けて実施している傾向にあります。

これは個人的主観になりますが、時計の修理店は頻度が短い方がオーバーホールをする時計が増えて利益になるので、そうなるように少し誘導しているかなと穿った目線で見てしまいます(所謂ポジショントークというやつですね)。

考えてみてください。

本当に3年程度でオーバーホールが必要になるくらい脆い技術力なのでしょうか。

ロレックスはオーバーホールの頻度についてHPで下記のように記載しています。

時計の精度と防水性能を維持するために、ロレックスはロレックス正規品販売店またはサービスセンターに、定期的にオーバーホールを依頼していただくことをおすすめしています。モデルや使用状況により、頻度は異なりますが、およそ10年以内にオーバーホールを受けることをおすすめしています。

ロレックスHP

つまり、モデルや使用頻度によりますが、10年は最長でオーバーホールをしなくても大丈夫な性能を誇っているということですね。

ネット上には色々な情報が拡散しており、どれが本当に正しい情報なのか取捨選択することが難しい時代ですが、その時に判断するポイントは、発信する方はどの立場であるのかということです。

私は3年という短い頻度でオーバーホールをしないといけないという考えは、予防という観点を踏まえても少し過剰だなと思っています(ハードな使い方をしている場合を除く)。

ではどうやって判断するのかということになるので、そのポイントをまとめてみました。

オーバーホールに出す頻度を決めるポイント
  1. 修理店やメーカーが推奨するオーバーホールの周期通りに実施する必要はない
  2. 維持費をどこまで出せるか(最高の状態を常に維持したいのか、壊れない程度で良いのか)
  3. 普段の使い方の激しさ(ほぼ毎日使うのか、たまになのか)で決める
  4. 過剰なオーバーホールは時には害になるリスクがある(精密機器分解時の事故発生等)

ロレックスの時計を20年間ノンメンテナンスで使用を続け、時計が止まって初めてオーバーホールをした方もいますが、特段の大掛かりな修理にもならずにまた使い続けることができるケースもあります。

毎日使用をする人と1ヶ月に数回しか使用しない人とでは内部の潤滑油の状態も違い、油は使えば使うほど劣化しますが、一方で使っていなくても年数が経つほど乾燥していくのも事実です。

過剰にオーバーホールを意識する必要はなく、自身の予算と所有する機械式時計に対する扱い方を整理し、最終的に決めることが望ましいと私は考えます。

3年に1度オーバーホールを定期実施というような一律な対応は避けたいですね。

3 7年使用したハミルトンのオーバーホール

3-1 ノーメンテナンスでも状態は良好

私の腕時計は、HAMILTON(ハミルトン)ジャズマスター オートクロノの機械式時計を新品で購入してから7年程使用しています。

状態は以下のような感じです。

状態
  • 時計が使用中に止まったことは一度もない
  • ローター(扇形の部品)もよく回り、回した際の油の状態もスムーズに感じる
  • 外的損傷等も特になし

使い方についてはこんな感じです。

使い方
  • 4年程は週に5日ほど使用
  • 最近は、1ヶ月に数回の使用
  • 季節に関係なく通年で使用

今まで一度もオーバーホールをしたことはありません。

革ベルトについては夏場の使用で劣化したため、2年前にハミルトン正規店を利用して一度新品に交換しています。

3-2 10年目にオーバーホールを計画

私のハミルトンの機械式時計のオーバーホールのタイミングは、前述の使い方が当分続くだろうという想定と今の問題のない状態から、あと3年ほどは様子を見て10年目ぐらいで一区切りとして出そうと思います。

ただし、時刻が頻繁にズレ始めたりゼンマイの巻きが鈍いと感じるなど、不具合の前兆等が現れたらその限りではなく、前倒しでオーバーホールに出そうとは思います(恐らく大丈夫だと思いますが)。

なお、出す先としては正規代理店を選ぶか、あるいは価格の安さから時計修理店に出す方法があります。

時計修理店ごとに値段等は変わるため、自身が保持する時計に対して過去の実績も含めて確認し、自分に合った修理店を選ぶことが大切です。

【参考】オーバーホールにオススメの修理店

・WATCH_COMPANY

<特徴>

時計の修理専門店のため、あらゆる修理に対応可能! 自社工房で修理を行うため、リーズナブルな価格で提供可能! 20人以上の技術者が在籍しているため、スピーディーな修理対応! 東京、大阪、横浜に受付窓口があり、全国展開!無料の梱包キットで全国どこでも修理対応が可能!

  • 年間20,000本以上の修理実績
  • 1級時計技能士や、メーカー修理部門出身者がお客様の大切なお時計を誠心誠意修理
  • 部品交換は安心のメーカー純正パーツで提供
  • ロレックス、オメガ、フランクミュラー、パネライ、ブライトリング、 IWC、カルティエ…などその他多数ブランドに対応

・CIEN

<特徴>

ロレックス、オメガ、タグホイヤー、フランクミュラー、パネライ、ブライトリング、IWC、ブルガリなど 多数のブランド時計のオーバーホールや修理が可能。修理費用を安く、安心(純正パーツ使用)して 修理を依頼したいと考えている方にオススメです。

  • 純正パーツ使用での修理
  • 安心の1年保証
  • 見積り無料
  • 1級時計技能士や、メーカー修理部門出身者による対応
  • オーバーホールをされる場合、新品仕上げはサービス価格7,000円~(税抜)
  • 自社で修理を行うため、見積りや修理の納期が他社に比べてスピーディー見積りは通常3~5営業日(土日祝除く)、オーバーホールの納期は約3週間ほどで対応
  • 大阪と東京に受付窓口があり、ご来店が難しい方には無料梱包キットで全国対応可能

・千年堂

<特徴>

ロレックス、オメガといった高級時計を中心に、 メーカーよりもリーズナブルかつ迅速なオーバーホール時計修理を実施。 千年堂は複数の修理工房と提携しており、 国家資格である1級時計修理技能士やメーカーで長年修行を積んだものが中心に、 一流のオーバーホール修理を行います。

主な修理時計:オメガ、ロレックス、チューダー(チュードル)、カルティエ、ブルガリ、 ブライトリング、タグ・ホイヤー、IWC、ゼニス、ロンジン、エルメス、 グッチ、パネライ、グランドセイコー、クレドールなどの高級時計や形見時計

・リペスタ

<特徴>

優良なメーカー出身・下請け時計修理工房と直接提携することで専門的な技術・経験による高品質で安心できる修理・オーバーホールを提供。 幅広い純正部品を取り扱い、高品質な修理を低価格で提供。

  • ロレックス、オメガ、カルティエ、ブルガリ、エルメス、タグホイヤー、 ブライトリング、パネライ、IWC、フランクミュラーなどを対応
  • 送料無料、往復送料無料
  • 見積りキャンセルもご返送時送料も無料で、見積に関してお客様負担0円

今回ご紹介をしたこれらの時計修理店は、技術に定評のある修理技能士がメーカーよりもリーズナブルにオーバーホールを実施しており、安心してお任せできます。

気になるお店があればチェックされてみてください。

以上ご参考まで。

4 最後に

機械式腕時計のオーバーホールについて、概要から費用や頻度までお話させていただきました。

最終的には、自身が所有する時計に対してどれくらいの熱量で向き合っていくかということ、そして必要以上にオーバーホールという言葉に踊らされず、自身の時計の使い方や状態をチェックしながらメンテナンスをすることが大切だと思います。

個人的には3年でオーバーホールは早すぎると感じ、自身のハミルトンの機械式時計は10年目でオーバーホールに出そうという結論に至りました。

皆様も一律に何年経ったらオーバーホールに出すと決めるよりも、自身の時計の状態に併せて判断されてはいかがでしょうか。

以上です。ご覧いただきありがとうございました!

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