割安(バリュー)且つ高配当の株を狙うべき理由とオススメ銘柄5選

割安(バリュー)且つ高配当の株を狙うべき理由とオススメ銘柄5選

こんにちは!エディです。

2022年1月から、米国株と共に日本株が暴落しています。

日経平均株価はもちろん、東証マザーズ指数も第二次岸田内閣発足後の最高値から1月末までの下落率は、45%と半値近くまで下げています。

暴落時は含み損が増えていき、狼狽売りや損切りをする方が増えるなど市場は荒れますが、実は将来的な利益を大きく生み出す買い時であることが多いです。

今は投資家の間では株価上昇率や国内の金融政策、成長戦略の不透明さから米国株が人気です。

投資信託では米国株のS&P500等が買付ランキングトップを占め、日本株への投資、特に個別株投資はリスクが高いと敬遠されがちです。

しかし、日本にも本来の株価よりも割安になっているバリュー株、且つ安定的な資産運用を可能にする高配当株というのも一定数存在します。

そんな優良株を狙うべき理由についてお話ししていきます。

1 割安且つ高配当の株を狙うべき理由

1-1 高配当の優良株を長期保有することでインカムゲインを狙える

高配当株とは、1株当たり配当金を株価で除した「配当利回り」が高い株式を指します。 

高配当を行う企業は、総じて安定的な収益基盤を持つ優良企業であり、株主への高い利益還元を第一にする経営方針を掲げます。

変化する市場においても持続的な経済成長が可能となり、株主はその企業へ投資した利益の還元(インカムゲイン)を継続的に受けることができます。

高配当株への投資を上手く行えば、配当収入(不労所得)だけで年間100万円の収入を得ることは十分可能です。

1-2 バリュー株を割安時に仕込むことでキャピタルゲインを狙える

バリュー株(割安株)とは、企業が生み出す利益や時価総額等から算出される企業価値と比較し、株価が割安な状態で放置されている株式を指します。

バリュー株にはどんな株が多いかというと、成熟企業で安定的な利益を出しているにも関わらず、期待度や注目度が低くなっている銘柄などです。

元々、企業価値が高く安的的な業績を誇るため、何かのきっかけで株価の見直しが入った時に株価の上昇が大きく見込めることが特徴です。

注目のバリュー株を見出して割安の時に購入して仕込めば、上昇基調に入った時にキャピタルゲインが狙えます。

例えば、三菱UFJ銀行等の銀行株やJT株はバリュー株として代表的な銘柄であり、且つ高配当株でもあります(後述します)。

<参考>PERとPBRで割安度を測る

割安度を測る指標には、PER(株価収益率=1株当たりの”利益”に対して株価がどれくらい高いか)とPBR(株価純資産倍率=1株当たりの”純資産”に対して株価がどれくらい高いか)があります。計算式は以下です。

  • PER=「時価総額÷純利益」or「株価÷一株当たり純利益」
  • PBR=「時価総額÷純資産」or「株価÷一株当たり純資産」

一般的に、PERが15~20倍程度、PBRが1倍以下だと指数的にはバリュー株と言われます。

業績が好調の時はPERを優先し、業績が赤字の時はPERではなくPBRを見ることでより正確性が増します。

自身が気になる株があれば、まずこのPERとPBRを計算してみてください。

もちろんこの指標だけで判断するものではありませんが、一つの目安になることは間違いありません。

2 【5選】注目のバリュー且つ高配当の銘柄

2-1 JT(日本たばこ産業)

出典:Yahoo!Japanファイナンス

JT(日本タバコ産業)は、財務省所管のたばこ並びに医薬品、食品・飲料を製造・販売する日本の特殊会社であり、日本専売公社のたばこ事業を引き継いでいます。

  • PER:12.5
  • PBR:1.4
  • 配当利回り:6.02%(150円/年)
  • 株主優待:最大13,500円の自社グループ商品(※)

上記は2022年1月末時点の情報です(以下同様)。

※株主優待の詳細はこちら↓

特徴
  • 優良で堅固な財務基盤と収益基盤による高水準の株主還元(インカムゲイン)が継続
  • 「売られすぎ」割安状態からの上昇によるキャピタルゲインが狙える
  • 海外たばこ事業が増収増益
  • 値上げやM&Aによる高収益の維持に期待
  • 次世代タバコの巻き返しに期待
  • 配当利回りが脅威の6%超えの超高配当株

2-2 三菱UFJフィナンシャル・グループ

出典:Yahoo!Japanファイナンス

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は国内最大手の総合金融グループであり、傘下の三菱UFJ銀行は国内トップのメガバンクです。

  • PER:8.49
  • PBR:0.50
  • 配当利回り:4.34%(28円/年)
  • 株主優待:なし
特徴
  • リーマンショック後、日経平均株価と連動せずに株価が戻り切っていない=割安
  • マイナス金利施策で経常利益の減少が続くも、海外事業戦略強化で今後の成長に期待
  • PBRが1を切る割安株
  • 配当利回り4%強の高配当株

2-3 ソフトバンク

出典:Yahoo!Japanファイナンス

ソフトバンク<9434>は、2018年12月にソフトバンクグループの子会社としてIPOを行った、ソフトバンクグループ<9984>の携帯電話子会社です。

  • PER:13.5
  • PBR:4.09
  • 配当利回り:5.85%(86円/年)
  • 株主優待:なし
特徴
  • 安定的な業績を背景に高配当を出す戦略で継続的な増配に期待
  • 配当利回り6%弱の超高配当株
  • 携帯キャリア銘柄全体の上昇とともに1500円前後の株価からの脱却に期待

2-4 日本郵政

出典:Yahoo!Japanファイナンス

日本郵政は、政府を大株主とする日本郵政グループの持株会社として設立された日本の特殊会社です。日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命主体、金融2社に利益を依存します。

  • PER:7.91
  • PBR:0.27
  • 配当利回り:5.11%(50円/年)
  • 株主優待:なし
特徴
  • 中長期的な成長に向けた種まき(郵便局のデジタル化等)が進み、外国人投資家を引き込む
  • 郵便事業の採算改善や新たな収益源の確保は課題だが、割安且つ高配当は魅力
  • PBRが0.22の超割安株
  • 配当利回り5%越えの超高配当株

2-5 オリックス

出典:Yahoo!Japanファイナンス

オリックスは、日本の大手総合金融サービス企業であり、祖業のリースの他に生保、不動産など事業の多角化や海外展開を図り、エネルギー、空港運営などの事業投資まで展開する。

  • PER:9.20
  • PBR:0.91
  • 配当利回り:3.31%(78円/年)
  • 株主優待:カタログギフト(オリックスグループの全国各地の取扱い商品)
特徴
  • ROE10%以上という高い資本効率性を維持する安心感(今期予想は9.7%)
  • 再生可能エネルギー事業が拡大し、ESG投資(※)銘柄として注目される
  • 割安且つ高配当であり、魅力的な株主優待を得られる

※ESG投資:従来の財務情報に加え、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のこと

参考>オススメのネット証券口座

投資を始めるには、まずは証券口座を開設する必要があります。人気は取引手数料が安く手軽なネット証券であり、「LINE証券」「SBI証券」「楽天証券」が代表的です。

自分が重視する点を軸に選ばれてください。ただし、この中であれば基本的にはどれを選んでも問題ありません。私の様に複数開設してNISAと一般取引などで口座を使い分けるのも一つの方法です。

LINE証券

LINE証券口座開設
  • 野村ホールディングスとLINEの子会社により共同設立
  • LINEアプリで簡単に手軽に数百円からあの有名企業の株が買える
  • LINEポイントを使って投資が可能
  • 投資に興味があるけど不安・難しそうと思う人にオススメ

SBI証券

SBI証券[旧イー・トレード証券]
  • 1999年にインターネット取引サービスを開始したネット証券の先駆け
  • NISA口座開設者数180万超で主要ネット証券No.1(2020年9末時点)
  • 業界屈指の格安手数料
  • 豊富な投資信託商品(2,680本)
  • 安心便利に取引がしたい人にオススメ

楽天証券

  • 楽天市場を運営する楽天グループのインターネット証券
  • 「マーケットスピード」等のツールが充実。PC・スマホでも取引が簡単
  • 業界屈指の格安手数料
  • 楽天ポイントが貯まる
  • お得に口座開設や取引をしたい人にオススメ

証券口座の開設が完了すれば、あとは自分が好きな個別銘柄の株式や投資信託などの金融商品を購入するだけです。

3 最後に

割安の高配当株を保有することは、将来的な値上げ益と継続的な配当収入を得られる可能性を秘めています。

個別株投資は投資信託への投資とは違い、情報収集の手間や企業分析などが必要になりますが、思わぬお宝株を発見し、リターンを享受することができる醍醐味もあります。

米国株でも日本株でもその他の地域の株でも、本来の企業価値よりも様々な事由で株価が割安になっている企業を是非皆さんも探されてみてください。

以上です。ご覧いただきありがとうございました!

※本記事は、ご紹介した銘柄の投資を推奨するものではありません。投資決定はご自身の判断でお願いいたします。

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