【注意】モノや荷物を極限まで持たない生活や暮らしはやめるべき理由

【注意】モノや荷物を極限まで持たない生活や暮らしはやめるべき理由

こんにちは!エディです。

最近ではミニマリズムが台頭し、モノを持たない時代として注目され、モノを持たない生き方や暮らしをする方が増えています。

生活スタイルも変わりつつあり、モノを”持つ”ことから”シェア(レンタル)”する流れが活発化しています。例えば、CDや本の他に一般化しつつある車や服をシェアするビジネスなどですね。

物質主義に踊らされず、モノを持たない生活をするメリットは多々あり、私もミニマリストとして暮らす中で様々に享受しています。

しかし、一つ注意点があります。

それは、行き過ぎると”QOL”が下がってしまう恐れがあるということです。何事にもバランスと良い塩梅があり、その限度を超えてしまうような「モノや荷物を”極限まで”持たない暮らし」は避けた方が良いのです。

1 モノを持たない生活のメリットとは

モノを持たない生活のメリットや快適さとは、モノに支配されることなく、使える時間が増え、身軽でストレスのない生活を送りやすくなることです。

モノが多いと自身の生活空間が圧迫され、モノの管理稼働が多く発生します。行き過ぎるとモノを片付けづらくなって部屋が散らかり、それらの状況が精神状態に与える影響は決してプラスではありません。むしろストレスや生活習慣が悪化しやすくなります。モノの乱れは心の乱れに繋がっているからです。

また、物質主義に踊らされることでモノにかけるパワーが多大になり、本来他にかけるべき(かけることができる)パワーや時間が持っていかれやすくなります。

そのため、モノを多く持つのではなく、生活に必要なモノ以外は持たない暮らしを送ることでそうならないようにするのです。要らないモノは捨て、持たなくても代替できる方法がないか考え、シンプルな暮らしを構築するのですね。

2 極限までモノを持たない暮らしは、メリットが失われて不便になる

極限までモノを持たない暮らしとは、カーテンや冷蔵庫、洗濯機、布団といった日常生活に最低限欠かせないモノまで減らし、文字通り家にほとんどモノが何もない生活を送ることです。

一般的にメディアで表出する”ミニマリスト”を思い浮かべるとイメージが湧き易いかもしれません。

ベッドや布団まで全て断捨離して寝袋で寝る、洗濯機も持たず冷蔵庫もないため、必要な時は洗面台で手洗いしたり食料を貯蔵せずに乾物を中心とした食生活を送る、などですね。

そうすると考えてみてください。

その生活を送るためには、様々なことを犠牲にしている状態が見えてくると思います。

例えば、寝袋で毎日寝ることは客観的に医学的に見ても健康に良くないのは明白です。睡眠の質が下がり、腰や肩などに負担がかかります。その生活を何年も続けると身体に異変が起き、病気になる可能性もあります。

洗濯機がないので、日々洗面台での手洗いやコインランドリーを活用することは、その作業をするためにかかる時間を失っています。合理性に欠け、会社勤めをする人がその生活を送ろうとすると、かなり生活に負担がかかります。

つまり、モノを持たない生活のメリットが失われているのです。時間や健康が奪われ、不便になっている状態は、快適な生活を送れているとは決して言えません。

これでは、モノを多く持ち過ぎていた時と状況は違えど、暮らしの利便性に変わりがなくなってしまっているのです。

3 QOLを意識し、目的と手段を間違えない

3-1 QOLが大切

そこで、極限までモノを持たない暮らしに陥らないために必要な事として、QOLを意識することをオススメします。

QOLとは、クオリティ・オブ・ライフの略語であり、一人ひとりの人生の質や社会的な生活の質のことを指します。「人がどれだけ人間らしく自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか」を尺度とする概念です。

そして、QOLの幸福は、「生きがい」「心身の健康」「良好な人間関係」「やりがいのある仕事」「快適な住環境」「十分な教育」「レジャー」などの観点で総合的に判断されます。

このQOLを意識し、モノをなくすことは、これら様々な観点で自分らしい生活を送るための手段として捉えるのです。

3-2 モノを無くすことを目的としない

モノを極限まで無くし、客観的に見ても不便で窮屈な生活まで行き過ぎているミニマリストの多くが、モノを無くすことを目的として捉えていることが多いように私は感じています。

目的と手段を履き違えると方向性を見失い、到達する地点が全く意図しない結果に繋がってしまう危険性があります

極限までモノを無くしてしまっている人も、最初はモノをなくすことが目的ではなく、スッキリした空間や無駄のない生活を実現し、穏やかで自分らしく暮らすことなどが目的であったはずです。

しかし、いつの日からかモノを無くすこと自体が自分の幸せなんだと捉え、人によっては断捨離依存症になり日常生活に支障が出るなど、QOLが下がってしまう場合もあります。

そうならないためにも、常に客観的に自分の状態を見れるようにし、QOLを上げることを目的から外さないように意識することが大切です。

3-3 究極のミニマリストにならない

私もミニマリズムに目覚め始めた時は、究極のミニマリストとして極限までモノを減らす意識に苛まれたことがありました。その時は、QOLを意識し、人間らしい自分らしい生活を送れているのかを客観的に見ることで修正することができました。

今では、私らしいミニマリズムを追求し、やり過ぎないことやバランスを重視した”ゆる”ミニマリスト(※)として気持ちの良い生活を送ることが出来ています。

※いわゆる”シンプリスト”のシンプルライフとも言えるのですが、そういった肩書きのような区分は重要ではないので深掘りはしません。

参考程度ですが、次の記事に各々の言葉の定義や違いについて触れています。

大切なのは、QOLを意識し、目的と手段を間違えないことです。究極のミニマリストになる必要はありません。

人間らしい自分らしい生活の追求を目的とし、その実現のために不要なモノを無くしたり居心地の良い居住空間などを構築していくのです。

4 最後に

モノを持たない暮らしは様々なメリットを私達にもたらしてくれます。

モノの管理稼働が減って使える時間が増え、身軽でストレスのない生活を送りやすくなるなどですね。

また、モノを持つことからシェア(レンタル)するライフスタイルも身近になり、物質主義からの脱却も始まりつつあります。そんな時代背景にもモノを持たないミニマリズムは適合していると言えます。

しかし、極限まで荷物やモノを持たない暮らしには注意が必要です。

モノを無くすことが目的となり、便利さや時間、健康を失うリスクを助長する恐れがあるからです。

そのためにも、QOLを常に頭に入れ、人間らしい、自分らしい生活の実現を目的として見失わないようにすることが大切です。何事にもバランスと良い塩梅が重要なのです(もちろん、人それぞれ考えがあるので絶対ではないですが)。

以上です。ご覧いただきありがとうございました!

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