こんにちは!エディです。
マンガ家でありアーティストでもある近藤聡乃さんの『ニューヨークで考え中』の単行本(漫画)をレビューします。
現在1〜3巻まで発売中のコミックエッセイです。
著者が2008年の秋に単身ニューヨークへわたり、初の海外一人暮らしをスタートさせた際のNYの何気ない生活をゆるりとまとめた本です。
休日の昼間にコーヒーを飲みながら嗜んで欲しい、ほっこりするオススメの本です。
1 ニューヨークを舞台にした本
1-1 近藤聡乃さんのニューヨークライフを描いた漫画(コミックエッセイ)
近藤聡乃さんによるコミックエッセイです。
近藤聡乃さんは、漫画や絵画、アニメーション、エッセイなど多岐に渡るジャンルで活躍されるアーティストです。2008年の秋に文化庁の「新進芸術家海外研修制度」の研修員に選ばれ、ニューヨークに行くことになりました。
近藤さんにとって単身且つ初の海外一人暮らしのスタートであり、ニューヨークという世界でも有数のエネルギッシュな大都市の中で暮らした日常のあれこれについてがこの本のテーマです。
アパートの暮らしやNYの友人や恋人との会話、行きつけのレストランやカフェ、道行く人々とのファッションなどが、日本を対比させながら”ゆるりと”描かれています。
ニューヨークで考え中は見開き2ページの一話完結のスタイルで構成され、海外旅行に来た日本人やガイドブックの中の世界観ではなく著書の視点で描かれるNYは、輝かしいというよりもどこか地味ですすけた部分もあり、リアルなニューヨークライフに触れることができます。
1-2 等身大の日常生活を飾らずにゆるりと描かれる
「ニューヨークを舞台にした本」というと、どこか派手で輝いている都会的なNYの街並みや生活が描かれた本というイメージを持ちやすいですが、この本は違います。
良い意味で”普通の”日常の一コマが切り取られており、近藤さんの視点でみたNYを日本と対比させながらほのぼのとゆるりと描かれており、「NYのリアルな生活ってこうなんだ」と興味深く読むことができます。
暮らして初めてわかったNYに抱いていたイメージと違う実態や日常生活で感じる日本の良さ、NYの友達や恋人との会話などを通じて感じる文化のギャップなども楽しく知ることができるからです。
また、絵のタッチが絶妙で素晴らしく、何気ないセリフも秀逸で思わずクスッと笑ってしまいます。スーッと入ってくる世界観、空気感というのも「楽に」「楽しく」「ゆるりと」読める要因です。
近藤さんのお人柄の良さということもあるのでしょう。読んでいてとても心地良い本です。
1-3 日曜日の休日にコーヒーを飲みながら読みたい
この本を読んでいると、ニューヨークという世界有数の大都会での何気ない日常生活にゆるりと触れることができるため、日曜日などの休日のよく晴れた暖かい日などに、コーヒーを飲みながらさらっと読むのにぴったりだと私は思います。
私は今日読みましたが、とても天気が良くて暖かいこともあり、心地よく本の世界観に浸りながら楽しめました。
当初は1巻ずつ3日に分けて読もうと思っていましたが、とても読みやすく楽しいため、1巻から3巻まで1日で読んでしまいました(苦笑)。
お陰で良い休日になりました。
まだ読んだことがない方は、是非チェックされてみて下さい。
ちなみに、4巻も発売予定で2023年10月頃(予想)とのことです。楽しみですね。
2 最後に
ニューヨークで考え中は、近藤聡乃さんが描くニューヨークを舞台にした本(コミックエッセイ、漫画)です。
大都会NYの何気ない日常生活を飾らずに愉快に描かれ、等身大のニューヨークライフを知ることができるほっこりした内容になっています。
さらっと読むことができるため、皆さんも気軽に読んでみてください。きっとクスッとしながら楽しく読み進めることができると思います。
以上です。ご覧いただきありがとうございました!
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