こんにちは!エディです。
最近ユニクロ等でも人気を集めているステテコパンツは、有能な商品です。
生地が薄く、幅広で肌に密着しないため、暑い季節でも涼しく快適に過ごすことができます。
また、スーツのインナーとしてパンツ代わりに履くことでスラックスを長持ちさせたり、椅子に座った時に地肌が座面につかないため、レザーや布地の傷みも防ぐことができます。
このように使い方次第で多くのメリットを生み出しますが、外で着るのは避けた方が良いなど注意点もあります。
今回はそんなステテコパンツについて徹底解説していきます。
1 ステテコパンツとは
1-1 裾の丈が膝下まである衣服
ステテコパンツとは、幅広で裾の丈が膝下まである薄手の衣服です。
元々は明治時代に流行った「すててこ踊り」を語源としています。
肌に密着しないステテコは男性の着物や袴のインナーとして着用され、汗を吸わせたり滑りをよくするために重宝されてきました。
それから現代に移り、今では様々に改良されています。
「薄い生地のインナーとしてのステテコ」、「パンツ(下着)の上から履いてズボンとして着用するステテコ」など、ひとえにステテコと言っても色んな使い方ができるようになっています(詳しくは後述)。
1-2 メンズだけではなくレディース向けも多い
以前までは、ステテコパンツは男性が着用する衣服でした。
しかし、最近ではレディース向けのステテコも多く発売されており、ステテコパンツはメンズ向け商品だけではなくなってきています。
昔のステテコおじさんのようなイメージというよりも、可愛い柄などが装飾された、下着の上から着る気軽なズボンとなってきているからです。
このように、インナーというより、着心地が良く、使い勝手の良い部屋着のようなイメージであり、女性人気も高まっています。
1-3 ステテコパンツとハーフパンツの違い
ステテコパンツとハーフパンツの違いは以下になります。
・丈の長さ
(ステテコ:長い ⇄ ハーフパンツ:短い)
・生地の薄さ
(ステテコ:薄い ⇄ ハーフパンツ:厚い)
・インナー利用
(ステテコ:可能 ⇄ ハーフパンツ:不可)
膝下の七分丈前後のものがステテコパンツであり、ハーフパンツは丈の長さが膝から膝上の短パンです。
また、ハーフパンツが外着として作られた衣服であるのに対し、ステテコパンツはインナー或いは外着に近い衣服であるため、後者の方が生地は薄くなります。
2 ステテコパンツのメリット
2-1 夏でも涼しく快適に過ごせる
ステテコパンツには、通気性と速乾性に優れた素材が使われていることが多いです。
そのため、夏場の汗によるベタつきやムレが解消されやすく、幅広のつくりで肌に密着しないため、不快感も少ないです。
暑い夏場でも快適に過ごすことができます。
2-2 丈が長いため、椅子が汗などで汚れない
夏場に丈が短いハーフパンツなどを部屋着にすると、椅子に座った時に膝から腿の裏が直接椅子の座面につくため、汗や汚れが付着してしまいます。
そうすると、レザーや布地のクッションにダメージが蓄積されて傷みやすくなり、不衛生でもあります。
しかし、ステテコパンツは丈が膝下まであるために直接座面に肌が触れることがなく、上記の心配がありません。
これは私にとっては結構なメリットです。
折角お気に入りの椅子を使っているのならダメージを少なく、清潔に使いたいですからね。
ステテコパンツを使うことで、私が気に入っているIKEAのイェルヴフェレットのオフィスチェアも綺麗な状態を保てています。
2-3 冬にインナー代わりに履くと防寒になる
冬にステテコパンツをインナー代わりに履くと、防寒効果があります。
後述しますが、私はスーツを着る時には汚れを防ぐために、必ずスラックスの内側に薄手のエアリズムのステテコパンツを年中着用しています。
夏場には前述のように汗を吸い取る役割を果たしてくれ、冬にはインナーとしてクッションを挟むことで防寒にもなります。
ただし、北海道等の零下が続くような地域や季節にはもちろんそこまで効果はありません。
その場合は、ステテコパンツよりもこのような足首まで保温するようなタイプを着用した方が効果が高いです。
しかし、これらは締め付けがきついことが往々にしてあります。
そのため、私のようにそれらの締め付けが嫌なタイプの人は、締め付けが少なくゴワゴワしない薄手のステテコパンツの方を機能性と快適さという観点でオススメします。
3 ステテコパンツの使い方
3-1 スーツの下にインナーとして直穿きする
スーツの下にステテコパンツを履くと、夏でも汗でスラックスがべたつかずに快適に過ごすことができ、1年を通してスーツが傷むことを防いでくれます。
スラックスは上着のジャケットと違い、インナーを履かないと肌に直接触れる面積が大きくなり、汗や皮脂汚れで傷みが早くなりやすいです。
そのため、インナーを着用することでスラックスの寿命を伸ばすのです。
そのインナーとして最適なものがステテコパンツです。
私が長年使用しているのは、ユニクロのエアリズムのステテコパンツです。
通気性と速乾性に優れ、生地も薄く滑らかなため、スラックスがごわついたりシルエットが形崩れすることもありません。
昭和の時代に流行したズボン下のようなゴワゴワしたタイプだとスラックスの内側でもたつき、シルエットが崩れたり履き心地が悪くなるので、そのタイプは避けた方が良いです。
特に若い人などはスリムシルエットが多いため、特に意識する必要があります。
それさえ注意すれば、ステテコパンツをスーツの下に履くことはメリットしかなく、モノを大切に長く愛用する人には是非オススメします。
なお、スーツの下に履くエアリズムのような薄いインナータイプのステテコパンツは直穿きでOKです。下着のパンツの上からステテコパンツを履く必要はありません。ただし、その際は前開きタイプを選んでください。
3-2 夏の部屋着として使う
夏の部屋着としてステテコパンツは最高です。
薄いインナータイプではなく部屋着としても使えるようなタイプであれば、涼しく快適であり、前述したようなメリットもあるからです。
物としては、毎年様々なタイプが発売されるユニクロのステテコパンツで正直十分だと思います。
ただし、ネット等でも色んな機能性をもったタイプがあるので、自身の好みのモノを探してみるのも楽しいかもしれません。
<注意点>ステテコパンツは外では履かない
私は、基本的にはステテコパンツは外では着ないことをオススメします。
あくまでステテコパンツはインナーや部屋着として使用するモノだからです。
元々ステテコパンツはインナーとしての機能をもった衣服であり、それがだんだん色んなタイプに派生して今に至ります。
リラックスウェアとしてメンズレディース問わずオシャレになってきていますが、やはり外着として着るにはまだワンマイルウェアまでは昇華していません。
そのため、ちょっと近所の散歩やコンビニまでという用途でも、やはり部屋着感が強くて「恥ずかしい」という意識を持った方がよいのです。
もちろん個人の許容範囲、好み、価値観によるので絶対ではないですが、一般的にはステテコパンツはインナーとして、あるいは部屋着の用途に留めて使用することをオススメします。
4 最後に
今男女問わず人気のステテコパンツは、様々な使い方ができてオススメです。
特に夏場の汗をかく季節には大活躍します。
インナーとしても部屋着としても、快適に過ごすためにぜひ活用されてください。
以上です。ご覧いただきありがとうございました!
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