こんにちは!エディです。
3月になって随分暖かくなり、真冬に活用していたTHE NORTH FACE(ノースフェイス)の中綿ジャケット(マウンテンパーカー)を衣替えに伴い洗濯しました。
今回は、ノースフェイス等のアウトドアブランドのテック系素材の洗濯方法について、私が実際に手洗いで洗濯した様子をもとにご紹介していきます。
1 ノースフェイスのジャケットの洗濯方法
1-1 自宅での手洗いかウェットクリーニング
まずは、手持ちのジャケットの洗濯表示を確認します。
私の中綿ジャケットは、以下の洗濯方法が推奨されています。
- ウェットクリーニング
- 自然乾燥
- 水温40度以下
- 弱く絞る
- 他の物と一緒に洗濯しない
ドライクリーニングやアイロン、タンブラー乾燥等に加え、洗濯等で強くねじることも縫目の防水テープ剥がれの原因となるので禁止ですが、自宅で手洗いすることも可能となっています。
このように、一般的な洗濯と同様に洗濯表示を確認し、禁止事項をチェックして洗濯方法を決めます。
ノースフェイスにはダウン(バルトロライトやヌプシダウン、マウンテンダウンなど)やコート、薄手のジャケット、ベスト等がありますが、実は自宅で洗濯できるものがほとんどです。
「ダウンジャケットだからクリーニングに出さないとダメ」という訳では無いのです。
1-2 ポリウレタンコーティング素材は注意が必要
ノースフェイスのジャケットは自宅での洗濯が可能なものが多いですが、GORE-TEXやポリウレタンコーティング(樹脂加工)がされている素材には注意してください。
防水や撥水性能が高くなる分、洗濯の際、水気や洗剤をしっかり落とさないと劣化を早めることになります。ノースフェイスに限らずアウトドア系のテック系ブランドは、避けて通れない問題ですね。寿命を迎えると白い粉がポロポロと剥がれてきます。
そのため、長く服を使い続けることをモットーとする私は、基本的には寿命が短いポリウレタンコーティングがされている服は使いません。
例えばストーンアイランドのナイロンパーカーも、樹脂加工がされていない製品を選んでいます。
しかし、唯一この中綿ジャケットだけはコストパフォーマンスと機能性、デザインが全て私の条件にマッチしたため、樹脂加工がされてはいますが購入して使っています。
なお、必要以上に心配する必要はありません。
私の中綿ジャケットは着用を始めてから4年ほど経ちますが、自宅での手洗いによる洗濯を繰り返しているにもかかわらず、全く剥がれやベタつきもなく綺麗な状態を保てています。
このように、3~5年ほどで劣化が始まるのが一般的とされているポリウレタンコーティングですが、問題ないことも多いのです。
もちろん取り扱いに注意して丁寧に手入れ・メンテナンスをすることが、このような結果に繋がるということもあります。
服を綺麗な状態で長く使うためにも、このような手入れは普段から意識されることをオススメします。
2 自宅での洗濯(手洗い)の流れ
2-1 汚れを確認する
まずは全体を通して汚れを確認します。
ジャケット類は、襟や袖、ポケットの周りが皮脂や汗汚れが付着しやすいです。
基本的にこういったジャケット類は1シーズンに1回しか洗濯しないので、画像ではわかりにくいですが汚れが溜まっていました。
2-2 襟や袖等の汚れが目立つ部分を下洗いする
汚れが目立つ箇所を事前に部分洗いしていきます。
洗う場所は洗面所です。
洗剤は、エマールやアクロンなどのお洒落着洗剤(中性で液体、蛍光剤無配合)で十分です。粉洗剤・漂白剤・柔軟剤・染み抜き剤は使用してはいけません。
30~35度程度のぬるま湯で洗っていきます。40度以上の水温は色落ちや生地にダメージを与えるので避けます。
優しく手で左右前後になぞるだけで十分汚れは落ちていきます。歯ブラシ等は生地にダメージを与えるので避けた方が無難です。
画像だとわかりにくいですが、汚れが取れて水が茶色く濁りました。
2-3 服全体を押し洗いする
襟や袖などの汚れが目立つ部分を事前に下洗いした後は、服全体を洗っていきます。
水を大きくはれるところであれば、浴槽でも洗濯機でも構いません。十分な水でゆっくり押し洗いして汚れを浮かしていきます。
※洗剤の入れ過ぎには注意してください。後工程で洗剤をすすぐ際に苦労することになります。
この時、面ファスナーを閉じることを忘れないでください。ファスナーを開けたままで洗ってしまうと、生地にファスナーが引っかかりダメージを与えてしまいます。
2-4 シャワーですすぎ、しっかり洗剤を落とす
一通り服全体を洗い終わったら、浴槽に服を移動させ、シャワーで濯いでいきます。
表面、裏面しっかりシャワーを当てて洗剤を取り除いていきます。この作業をしっかり行わないと、乾燥後にシミになったり生地へのダメージになってしまいます。
こういった洗剤の泡がなくなるまで濯いでいきます。
2-5 しっかり乾燥させる
洗剤を濯ぎ終わった後は、しっかり乾燥させます。
浴室乾燥機が自宅にある方は、最初に30分〜1時間程度使うと表面の水気がなくなり便利です。後は、中綿やダウンを乾かすだけです。
この時、中綿やダウンが偏らないように注意してください。水の重みで下の方に中綿やダウンが落ちていってしまいます。
そのため、乾かす過程で定期的に上下に振りながらヨレがないようにほぐすことが大切です。
或いは、こういった平干しネットを活用するのもありですね。
2-6 洗濯・乾燥が終わり、綺麗な仕上がりになる
1~2日程度自然乾燥させて、出来上がりとなりました。
仕上がりはとても綺麗になっています。汚れも綺麗にとれ、次のシーズンも気持ち良く着ることができそうです。
<補足>自宅での手洗いが心配な場合はクリーニング店へ
今回ご紹介した自宅での手洗い方法が難しそう、失敗しないか不安と感じる方は、プロのクリーニング屋にお願いした方が良いかもしれません。
ノースフェイスのダウンジャケットなどは、決して安いものではないですからね。
今回私は撥水処理をしていませんが、クリーニング店であればはっ水加工も施してくれます。
また、忙しい方は、ネットで注文する宅配クリーニングを活用するのも一つの方法です。
利便性と天秤にかけてご活用されてください。
3 最後に
ポリウレタンコーティングがされているノースフェイスの中綿ジャケット(マウンテンパーカー)の自宅での洗濯方法(手洗い)について、実際に私がいつもしている様子を踏まえてご紹介させていただきました。
ノースフェイスの服は、ダウンジャケットなども意外と自宅で洗えるものが多いです。
注意すべき事項に気をつけながら、衣替えシーズンの今、皆さんもチャレンジしてみてください。
以上です。ご覧いただきありがとうございました!
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