こんにちは!エディです。
オノ・ナツメ先生の『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』という漫画を皆さまご存知でしょうか。
何気ない週末のひとときや登場人物のどこかキュートでほのぼのした日曜日の過ごし方が描かれており、あーこういう過ごし方もいいなあと思えます。
また、父親と家族のある息子、娘の夫の3人を中心に物語が進み、家族間の関係性等が良い感じですが、終盤はせつない気持ちにも少しなります。
総じてほのぼの/ゆったりとした作品になっており、日々日曜日をどう過ごそうかと思い巡らせている方などを中心に、性別年代問わず是非読んで頂きたい漫画です。
1 『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』とは
1-1 オノ・ナツメ先生の作品
オノ・ナツメ先生によって2017年から2020年に描かれた全4巻の漫画作品です。
オノ・ナツメ先生と言えば、アニメ化するなど人気を博した『ACCA13区監察課』や現在連載中の『BADON』などが有名で、個性的な絵柄で描かれる魅力的な男性キャラクターを中心に、静かでゆったりとした世界観が特徴です。
『BADON』の紹介↓
1-2 漫画の内容
内容の要約>>
ニューヨークで長く暮らしていた小説家の楽々居輪治(ささいりんじ)は、ある事情で単身で東京に戻ってきた。一人きままな独り暮らしのはずが、日本に仕事で来ている息子のマックスと娘婿のヤスが、輪治を慕って毎週末入り浸る。三人の男は「最高の休日」を夢見て日々過ごし、マックスの息子である飛び級の天才児ルーカスや妻ベリンダ、輪治の娘であるレイチェルも加わり、世代を超えた家族の休日を満喫する。
なお、過去作『COPPERS』(カーパーズ)(全2巻) とリンクする作品であり、キースも登場します。
1-3 全4巻を読み終えた感想
・ほのぼのして和み、こんな日曜日の過ごし方が良いなと思う
全4巻を読了しましたが、読了後も何度も読み返す作品になりました。
何気ない日常の描写が多いですが、彼らのキャラクターも相まりほのぼのとしてほっこりした気分になり、こんな日曜日の過ごし方も良いなと思えるからです。
ニューヨークで長く暮らした彼らは、輪治の亡き父親の家で日本らしさを感じられるような過ごし方をします。
マックスとヤスは、何気ない週末のひとときも「ぜんぶボクらのタカラモノ!」として、輪治とともに楽しく過ごそうと工夫します。
決して派手で予定がぎっしり詰まったようなせわしさはなく、彼らの日曜日にはゆったりとした時間が流れます。古本屋巡り、夏のそうめん、家電屋でのひと時、手作りのエッグベネディクトの朝ごはんにビールなど…etc。
私もこんな過ごし方ができたらいいなあと思える場面ばかりでした。
・登場人物の関係性や家族との過ごし方が魅力
また、この作品は何気ない日常が大切なんだと気付かせてくれるとともに、彼ら家族の関係性がいとおしくもあります。
主な登場人物の特徴と関係性はざっと以下になります。
- コーヒ好きの娘婿ヤス
- なんとかして父親に相手をしてもらいたい純粋な息子マックス
- 毎週末自身の家に集まってくるこの二人を眺めて楽しむ父親の輪治
- マックスの息子であり大人びた飛び級の天才児ルーカスやクールな妻ベリンダ
- 輪治の娘であり大和撫子な一面があるレイチェルや元気で明るい妻
時には、彼らが輪治を中心として集まり、世代を超えた家族の休日を満喫する姿はとても和みます。
総じて派手ではなく、どちらかというと地味な作品ではありますが、オノ・ナツメ先生が描き出す画風と構成により独特の空気感をまとった作品でもあります。
是非まだ読まれたことがない方は、何気ない日常に溢れ出す素敵な時間やほのぼのとした登場人物の優しさに触れていただければと思います。
きっと読み終わった後は、ほっこりした気持ちになると思います。
2 最後に
今回、オノ・ナツメ先生の作品をご紹介いたしました。
以前紹介した『BADON』や今回の『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』に限らず、オノ・ナツメ先生の作品は世代や性別を問わず楽しめるものが多いので、是非チェックされてみてください。
今回チラッと触れた『COPPERS』(カーパーズ)等も、また別途ご紹介いたします。
以上です。ご覧いただきありがとうございました!
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